モラルハラスメントとは、比較的新しい概念なので、よくわからない人も多いと思います。
人を支配したいという欲求が異常に強い人にとって、配偶者は第1の標的になります。そのような人たちは、支配するためにさまざまな精神的攻撃を仕掛けます(侮辱する、無視する、束縛する、など)ので結婚生活は常に気が休まらないものになります。
モラルハラスメントの被害にあっている人は支配され、自分の方が悪いと思い込んでしまいますので、自分が被害者であることに気づかないことが多いのです。
また、身体的暴力と違って証拠も残りにくいですし、周囲の人に相談してもあまり理解している人が多くないため、「接し方を変えてみてはどうか」「我慢が足りないのでは」などと言われ、自分が変わらないければいけないと努力してしまったりします。
しかし、モラルハラスメントを行う人は多くの場合そういう性格が人格として固定してしまっていますので、いくら配偶者ががんばっても変わることはないのです。
他方、モラハラの人には特有の話法や思考、行動パターンがあり、それに対する対応方法というのはあります。
モラハラの人が相手の場合、本人で対応していると疲弊してしまい、疲れるのでもう相手の言うとおりでいいや、となってしまうこともあると思います。
モラハラの人が相手の場合、本人で対応していると疲弊してしまい、疲れるのでもう相手の言うとおりでいいや、となってしまうこともあると思います。
弁護士に依頼していただければ、一切のやりとりは代理しますので、関係を断ち切ることができ、一歩引いたところで関係を見つめ直すことができます。
私はモラハラの被害者にとってまず大事なのは自分がモラハラの被害者であって、相手の言うとおりにしなくてよいのだという気づきであり、弁護士にたどりつくための一歩を踏み出すことだと思います。