相手方が海外にいる場合、離婚手続きの管轄は基本的に相手方の居住地となっていますので、かなりやっかいな問題があります。
海外の弁護士に依頼して海外の裁判所で手続きをするというのはかなりハードルの高い話でしょう・・・
そういう事案になってくると、私も海外専門の弁護士を紹介していますが、仮に相手方が日本で手続きする事に同意するのであればなんとかなる場合があります。
相手に日本の弁護士に依頼して貰い、書類の送達先も国内の弁護士事務所とすることができれば実質的に日本に住んでいるのと同じように手続きが進められます。
相手が同意する場合というのが難点ですが、日本人同士で一方が海外居住の場合、海外の裁判所で手続きをするより、国内の裁判所で手続きをした方がやりやすいと考える場合はままあります。
お互いにメリットがあるということで頼んでみる価値はあると思います。